WEBデザインつくづく難しいです。
ビジョンは、自分を鼓舞してくれます。
Takumaです。
【ビジョン】 1 将来の構想。展望。また、将来を見通す力。洞察力。「リーダーに―がない」「―を掲げる」
2 視覚。視力。また、視覚による映像。(by Yahoo!辞書)
よくある「10のこと」という記事。
正直なところ、10だと「帯に短し襷(たすき)に長し」になりそうなので・・・
「5つ」でまとめてみようと思いました。
ここでいうWEBデザインは、オペレーティング側面が中心です。
ブランディングとか設計側面に関しては言及してない感じです。
(※基本は同じだと思いますが、いろいろ複雑になるのでw)
■WEBデザインに必要だと思う5つのビジョン ■■■■■■■■■
■(Step.1)用件/条件のビジョン⇒そもそも、何を求められて自分がデザインするのか。
▼[短期/ミッションレベル]
その作業においては「ミッションクリアと効果最大化」を達成するにあたり、確立を高めてくれます。
ディレクターはよく、未定義な状態。または、詳細情報を未連携で作業を依頼してきます。その時にちょっとだけ勇気をだして確認してみてください。
・「どのようにエンドユーザーに見せたいサイト(バナー)のデザイン?」
・「時間優先orクオリティ優先?」等々
中には、ぼやかして逃げるタイプのディレクターもいるでしょう。
だからといって「とりあえずPCに向かって手を動かせばいい」はNGです。
自分で用件を仮定して、制作物と共に仮要件下でのデザインであると共有しましょう。
たとえ違っていても、どこのプロセスが違ったのかが明確化されやすいです。
▼[長期/キャリアレベル]
実は、その上記によって積み重ねられた成功は信頼となります。
また、デザイナー以外の職種の見解のヒアリングをするいい機会となります。
デザインを作る事は重要です。でも、デザインだけでは広告もWEBもできません。
そのビジョンを広げることが、次のキャリアステップへの足がかりになります。
(※目安としては自分の立場から二つ先の人の気持ちになってデザインする努力をするといいと思います。)
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■(Step.2)仕様/環境のビジョン⇒どのような、仕様/環境条件下でのデザインなのか。
▼[短期/ミッションレベル]
この確認だけで「作り直し」をかなり少なくできます。
運用の際に非常に重要になりますが、まったく新しいルールでのデザインでない場合。
・「納品(提出)ファイルは、どんな仕様(レギュレーション)にあわします?」
と聞いてみてください。ディレクターが意識してない場合、クライアントや掲載媒体でのレギュレーションを見落としていることがあります。どんなに良いデザインをしてもお蔵入りになってしまいます。
せっかくなら、世に出るデザインに力を注ぎたいですよね。
▼[長期/キャリアレベル]
これらを積み重ねると、時代時代のスタンダード仕様がつかめてきます。
また、多くのレギュレーションに触れる事で「作業効率化」のポイントが見えてきます。
それは、将来的に一部なりともデザイン作業をアシスタントに譲る際。的確な作業指示となり、またチームとしてのクオリティアップにつながります。それらの精査が終わったとき。あなたのレギュレーションを作れば不幸の連鎖を様々な場面で止めてくれる事となるでしょう。
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■(Step.3)作業タスク前後のビジョン⇒完成までのプロセスのうち、どこをやればいいのか。
▼[短期/ミッションレベル]
簡単にいうと「やってくれると思ってたのに」という事をなくすことです。
・「コンセプトの書面化はしてもらえますか?」(※対ディレクター)
・「デザイン解説はいりますか?」(※対ディレクター)
これは、デザインをクライアントに納得してもらう際のディレクターへの支援。加えて、デザインの正当な理由を確実に伝達する為に必要なことの明確化をどこまで、どちらがするかを意味します。
・「可変箇所がありますが、可変後イメージもデザインしますか?」(※対コーダー)
・「スライス指定はデザインデーターにいれますか?」(※対コーダー)
・「カラー設定は何に統一しますか?」(※対コーダー)
これは、コーディングに対してのデザイナーからの要望の伝達にくわえて、ディレクターからは伝達できない際の、詳細仕様の翻訳連携となります。ひとりでコーディングまでする場合はいいのですが、分業の際に条件の板挟みでの意味不明修正連発という事態を回避できます。
▼[長期/キャリアレベル]
いろいろなタイプの人との分業ができるようになります。全てをひとりでこなしつつ、着実にステップアップするのは至難の業です。
自分の長所を伸ばしてスペシャリストになる。工程管理をこなすようにして上流工程向きのチーフorディレクターになる。どちらにとっても、WEBデザイナーをバックボーンに持つ、あなたは他の職種の人と適切に役割分担をできる事で、素晴らしいチームを支える一人になれるでしょう。
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■(Step.4)弱点と事故のビジョン⇒適切な助けを求め、事故回避する。リスクマネージメント。
▼[短期/ミッションレベル]
若干ネガティブかもしれませんが、大事な事です。商用デザイン自体、上流工程で目標とした方向性にそぐわないデザインは、どんなに良いデザインでも喜ばれません。
あなたに作業をお願いしてきた人があなたを十分理解して作業をお願いしている場合は、その可能性は低くなりますが、妥協の産物ができる可能性が多々あります。
するなといっている訳ではありません。その場もしくは短期の努力では、どうにもならない事もあります。
それに気づいたなら、周りの人にあらかじめ注意報をだしてみてください。
加えて、いつもより短いスパンで報告をだしましょう。
・「このテイストは初めてなのでヒントをもらえませんか?」
・「途中段階ですが、この段階で気になる所があったら指摘ください。」
あなたの弱点をチームで補って結果をだして、補ってもらった同じ事を他の人の時にすればいいのです。
▼[長期/キャリアレベル]
加えて、先輩たちとのコミュニケーションをとるチャンス。ノウハウを吸収できるチャンスにもなります。これを繰り返すことで、将来的にアシスタントをもった際にリスクマネージメントが生き届いたチームができあがります。
あなたが不安に思ったポイント。チームのだれかが弱点としていたポイント。それを覚えておくだけで、いろいろな人との連携がうまくなり、あなたが手を動かせない時の問題の緊急解決手段の選択肢が広がります。
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■(Step.5)小さな課題の先にあるビジョン⇒目標が大きくても、少しづつチャレンジすればいいじゃない。
▼[短期/ミッションレベル]
商用デザインは確かに、個人作品と違って自由に制作をできません。
ディレクターから様々な条件がつけられ、厳しい環境下での作業も多々あるでしょう。
でも、自分が出来るようになった「小さな課題」に誇りをもってください。
今日出来なかったら、また明日がんばってみればいいんです。
・「今回は文字が多いんで字詰めを頑張ってみます!!」
・「人の写真なので顔の写真補正をやってみます!!」
これを続けていって、できる領域をどんどんつなげていきましょう。
自分の考えた、その時々のあなたが出来る最良のアウトプットにつながるヒントを見つける嗅覚が身に付くはずでう。
▼[長期/キャリアレベル]
まさしく、この延長線上にあるのは、自分の「長所を伸ばす」事です。
すなわち「キャリアビジョン」です。今までのビジョンはtakumaが経験してきた範疇ではありますが、確実にtakumaのキャリアの可能性を広げてくれました。
昔はよく会社に泊まり、週何回も徹夜をして、どんな形で世にでるかわからない作業を何日もして・・・
って事が多く。結果、環境をいろいろ変えて自分なりの「地図」らしきものを作って、自分の弟子っぽい感じの子(外部)やアシスタント・後輩(社内)に共有したりしました。
今でも、いろいろな情報をもらっては日々、更新している感じですが「明日には、また違うことにチャレンジする」という連続は終わらないとおもいますw
モチベーションをなくさない。
その為にビジョンは必要だと感じる今日この頃です。
■P.S:今日の気になったサイト■■■■■■■■■■■■■■■■
▼葵山葵▼http://www.aoiwasabi.com/●んで、一言
和風テイストの中に、きり絵がつるされたような縦長のFlashサイト。
アクセサリー並びに、和小物のブランドサイトです。
滑らかに動くオブジェクトの数々の連動性が心地よく、優雅な印象を演出しています。
日本の紋章。きり絵って、すぐれたデザインである事をWEBサイトを通して感じることができる。そんなサイトさんです。
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